視覚障害者協会津山支部(奥西敦子会長)と点訳ボランティア・キタタキの会(中山恭子会長)は4日、山北の市役所周辺で点字ブロックの点検会を開き、整備・維持管理状況を歩行調査で確認した。明らかになった課題を市に報告する。
両会の会員と市の担当職員ら25人が参加。3班に分かれ、鶴山通りや津山総合体育館へ通じる歩道を中心に、白杖を使って歩きながら点検した。点字が削れてしまい機能していない場所や、誘導ブロックと警告ブロックが間違って設置されている箇所などをリストアップした。
奥西会長(76)=大田=と中山会長(61)=沼=は「(点字ブロックが)擦り切れたり壊れたりして大変な状況。場所によって格差も大きい。現状では1人での日常生活は無理で、1人でも散歩できるような環境をお願いしたい」と話していた。
写真
白杖を使い点字ブロックを点検する参加者
視覚障害者協会津山支部と点訳ボランティア・キタタキの会、点検会を開く
- 2020年10月6日
- 医療・福祉