認知症の高齢者らと交流 地域交流カフェ グループホームへ出店/岡山・津山市

教育・保育・学校 認知症の高齢者らに笑顔でコーヒーを提供する生徒たち=岡山県津山市で
認知症の高齢者らに笑顔でコーヒーを提供する生徒たち=岡山県津山市で
         

 鶴山中学校PTAによる地域交流カフェ「つるやまかふぇ」が24日、岡山県津山市のグループホーム敬愛に出店し、生徒が認知症の高齢者らにコーヒーを提供し、交流を深めた。

 有志の生徒と保護者、教職員合わせて計10人が訪問。手作りの販売ブースでお金を受け取ると、子どもたちが「アイスとホットどちらがいいですか?」と尋ね、カップに注いだコーヒーを笑顔で手渡した。

 高齢者らは「子どもが入れてくれたからすごくおいしい」「また呼んでもらいたい」と言いながらじっくりと味わい、温かい雰囲気に包まれた。

 出店を依頼した近藤高史管理者(40)は「普段お店に行く機会が少ない入所者にとって、子どもたちと交流もでき、とても良い体験になった」。

 須一友紀PTA会長(47)は「子どもたちはたどたどしい部分もあったけれど、皆さんに喜んでいただけてほっこりした。今後もこうした機会を持ちたい」と話していた。

 つるやまかふぇは、地域と学校がつながる場を設けようと、昨年6月から校内で開催。校外への出店は先月に続き、2回目。

生徒からコーヒーを受け取る入所者
生徒からコーヒーを受け取る入所者


>津山・岡山県北の今を読むなら

津山・岡山県北の今を読むなら

岡山県北(津山市、真庭市、美作市、鏡野町、勝央町、奈義町、久米南町、美咲町、新庄村、西粟倉村)を中心に日刊発行している夕刊紙です。 津山朝日新聞は、感動あふれる紙面を作り、人々が幸せな笑顔と希望に満ちた生活を過ごせるように東奔西走し、地域の活性化へ微力を尽くしております。

CTR IMG