JRグループが販売する「青春18きっぷ」の夏のポスターに、JR津山線の誕生寺駅(久米南町里方)が採用された。津山駅ではPRコーナーも設置されている。
同駅は1898(明治31)年、中国鉄道本線(現・津山線)の開業時に開設され、現在は無人駅となっている。ポスターは、青空の下にたたずむ木造駅舎とホームを撮影。「列車を降りると、あの頃の夏の匂いがした。」とのキャッチコピーを配しており、郷愁を誘う。
同きっぷの夏の販売期間は今月1日〜8月31日。利用期間は今月20日〜9月10日。年齢制限はない。
また津山駅(大谷)では、ポスターを掲示するとともにPRコーナーを設け、誕生寺駅から徒歩10分の所にある法然上人ゆかりの誕生寺を紹介している。大村宗利津山駅長は「デスティネーションキャンペーンのプレキャンペーンを実施している中で県北の誕生寺駅が紹介され、これを機に沿線などの観光地に旅行に来て楽しんでもらえれば」。
誕生寺の漆間勇哲住職は「普通列車のみ止まるローカル駅だが、ポスターの写真に選ばれて地元としてとてもうれしい。沿線の観光地などに観光客が訪れるきっかけになれば」と期待している。
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1誕生寺駅の風景が採用されている「青春18きっぷ」のポスター