LGBTなどの性的少数者への理解を深める講演会「大事なのは自分らしくいること」が5日、誠道小学校(久米川南)で開かれた。津山市出身のNPO法人レインボーハートokinawa」の理事長、竹内清文さん(45)=沖縄県=が講師を務め、自身がゲイであることを告白し、「大事なのは自分らしくいること」と5、6年生32人に語りかけた。
男性として生まれた竹内さんが、最初に違和感を覚えたのは5、6年生の時、同級生の女の子をすきになれなかったから。「見た目ではわからないことがあるし、周りと違っても大丈夫。一人一人良いところがある。同じように悩んでいる方に安心してほしい」と、自身を振り返りながら優しく話を続け、「10人に一人はLGBTで、両性愛の「バイセクシャル」、心と体の性が一致しない「トランスジェンダー」など性の物差しはさまざま。恋愛感情を持たない人さえいる。いろんな人が一つの社会の中で一緒に生きている」と説いた。
6年の福井栞愛さん(11)は「性別関係なく自分らしく生きていたら、清文さんみたいにかっこよくなれるかなと思った」と話していた。
現在、竹内さんは研修や講演、メールやSNSでも、性で悩む子どもたちの相談を受けている。
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誠道小でLGBTについて講演する竹内さん
誠道小学校「大事なのは自分らしくいること」講演会
- 2022年10月6日
- 教育・保育・学校