食糧難に苦しむ人たちを救う「アジア・アフリカ支援米事業」に取り組んでいる高野小学校(岡山県津山市高野本郷)の児童が16日、同校近くの水田で田植えに挑戦した。秋に実った稲を収穫してマリ共和国に贈る。
2年生81人、5年生59人が参加。素足になった子どもたちは苗を手に、近くに住む日笠栄さん所有の田んぼ(約15?)に一列に並んで入り、「マリに愛を込めて!」と元気よく声を合わせながら丁寧に植えていった。最初はぎこちなかった手つきも次第に慣れてゆき、田んぼにはきれいな苗の列ができあがった。
5年・岡本煌成君(10)は「マリの人たちにこのお米を食べて幸せになってもらいたい。たくさん実りますように」と話していた。
取り組みは毎年実施し、今年で26年目。国際社会に貢献しているとして、2021年度「つやま元気大賞団体の部」、中国地域ユネスコ連絡協議会の「中国EDS(持続可能な開発のための教育)活動顕彰」を受賞した。
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支援米の田植えに励む高野小児童たち
高野小学校 「アジア・アフリカ支援米事業」