負傷して身動きがとれなくなった高齢者を救助したとして、美作署は4日、美作市土居の中国人技能実習生・候月雷さん(34)と同市上福原の自営業・岩崎厚志さん(70)に県善行賞を伝達した。
候さんは2月6日午後1時ごろ、同市山城地内の川土手沿いの道を自転車で走行中、のり面下の側溝に仰向けで倒れて額から出血した男性(90)=同市=を発見。近くの理髪店に駆け込んで店主の岩崎さんに協力を求めて2人で助け出し、110番通報するとともに、タオルで止血するなどの応急措置をした。
男性は救急搬送された市内の病院で治療を受け、回復したという。
明見の同署で平田正典署長が県知事からの表彰状を贈り、「年齢的にも救護が遅れていたら命が危うかったかも知れない。ふたりの機転のおかげ」とたたえた。
候さんは「助けることができてよかった」、岩崎さんは「顔見知りで元気になられて安心した」と話した。
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県善行賞の伝達を受ける候さん(左)と岩崎さん
負傷して身動きがとれなくなった高齢者を救助したとして、美作署は4日、美作市土居の中国人技能実習生・候月雷さん(34)と同市上福原の自営業・岩崎厚志さん(70)に県善行賞を伝達
- 2021年3月5日
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