本年度の赤い羽根まちづくり福祉活動助成事業公開審査会(市共同募金委員会主催)が10日、山北の市総合福祉会館で開かれた。申請した町内会4団体の代表者がプレゼンテーションを行い、地域課題と今後の取り組み、活動で期待できる効果などを話した。審議の結果、4団体すべてが助成を受けることが決まった。
住民たちの地域福祉活動の応援や共同募金の啓発を目的に2011年から行っており、審査を通過した連合町内会支部に20万円、町内会には10万円を上限に助成する。今回は城東まちづくり協議会、大手町シニアクラブ、下高倉西1区町内会・すみれ会、大吉町内会・大吉老人クラブが参加。自主防災活動の向上、高齢者支援、多世代交流事業などについて説明をした。
昨年度に続いて申請したすみれ会は、町内で開いた交流会で男性の参加者が少ないといった前年度の課題を挙げた。そのうえで地域に住む男性をはじめ、転入してきた若い夫婦や家族連れが気軽に参加できる企画を提示。植月豊子会長は「活動を充実させるため、今後も住民らの意見を聞きたい」と述べ、審査員からの質問に答えた。
審査員を務める小学5年〜高校3年生の子ども、各地域の住民たち、市共同募金委員会の髙山科子副会長らは実現性や将来性、表現力などを視野に入れて投票をした。
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質問に答える代表者
赤い羽根まちづくり福祉活動助成事業公開審査会開催
- 2021年4月14日
- 医療・福祉