一般財団法人赤堀病院・赤堀クリニックの赤堀泰一郎理事長(74)が、長年にわたり地域の産科医療の発展・向上に寄与したとして、本年度産科医療功労者厚生労働大臣表彰を受賞した。産科医療功労は県下で赤堀医師のみ。
赤堀医師は1977年神戸大大学院医学部博士課程修了。同大医学部産婦人科に入り、同医学部同科病棟医長などを経て90年に赤堀病院病棟部長に就任。同病院院長を経て2020年から理事長を務めている。
同クリニックの昨年度の年間分娩(ぶんべん)数は620件で、美作保健所管内分娩数1201件のシェアは52%。安全、安心、快適な環境を求めてソフト、ハード両面の充実に取り組んでいる。不妊治療では年間100人が妊娠、思春期、成熟期、更年期、老年期と女性の一生のさまざまな問題に寄り添う医療を展開している。
赤堀医師は「産科医療はチーム医療。評価されたことは職員一同にとって大変喜ばしく、励みになる。少子化で、分娩を扱う施設が減少するなか、今後も地域医療に貢献したい」と話している。
赤堀病院の赤堀泰一郎理事長が産科医療功労者大臣表彰受ける