第53回「心象津山書展」(心象津山連合支部主催、津山朝日新聞社など後援)が岡山県津山市新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで開かれ、現代書などの多彩な秀作に愛好者らが見入っている。17日まで。
市内を中心とした14支部でつくる同連合支部(秋山美象代表)の小学生から一般まで会員297人が近作約300点を出展した。
一人ひとりが選んだ著名人の俳句や詩文、格言、歌詞などを題材に、力強い漢字や流麗な仮名で表現。わびさびや遊び心を感じさせる作もあり、それぞれに趣がにじむ。秋山代表の作、全日本書芸学院の西野象山会長、西野玉龍副会長らの賛助出品作も一際目を引く。
さらに中国東晋時代の政治家で書家の「王羲之」をテーマにした臨書、子どもたちが伸び伸びとしたためた習字も並ぶ。
秋山代表(66)=二宮=は「今回もそれぞれの個性あふれる見応えのある書がそろった。全国公募展の入賞、入選作もあり、ぜひ楽しんでほしい」としている。