英田エンジニアリング(美作市三保原)による自動車アクセル踏み間違い防止装置の体験試乗会が6日、山北の衆楽園前駐車場で開かれ、高齢者や行政関係者ら約30人が後付けの装置による衝突防止補助機能を体感した。
同社が2020年に製品化した「アイアクセル」は、強く踏み込んでしまった際にアクセルを解除し、同時にブレーキを作動させる機械式の装置で同年8月、国土交通省の性能認定を受け現在、特許申請中。
担当者がデモ機を見せながら仕組みについて説明した後、装置を取り付けた普通乗用車など4台に交替で試乗。それぞれギアをニュートラルにした状態でアクセルペダルを強く踏み、アドバイスを受けながら作動する状況を確認していた。
加茂町小中原の美若晨子さん(80)は「今はまだ運転に不安はないが、時にひやりとすることはある。装置の感覚は分かりやすく、うっかりした時の機能として助かると思う」と話した。
同社NIC製造部では「電子制御ではなく機械式のため強く踏んだ場合、確実に作動する。国産オートマチックの約70車種に対応できる」としている。
アイアクセルは本体価格16万円(税別、取り付け費別)。
問い合わせは、英田エンジニアリング(℡0868743877)
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アクセル踏み間違い防止装置を体験する参加者
踏み間違い防止体験試乗会
- 2021年10月9日
- 経済・産業