立憲民主党の国会議員が全国を回る「農林水産キャラバン2023」に合わせ、徳永エリ参院議員らが27日、岡山県入りし、一次産業政策の現状と課題について行政関係者らと意見を交わした。
政策立案に生かす狙いで実施。美作県民局=岡山県津山市=では、徳永議員や地元選出県議・市議ら7人が来庁し、中山均局長や農林水産事業部の8人が対応した。
片山敦文同事業部長が、管内の水稲などの生産状況や増加する耕作放棄地、有害鳥獣被害の実態などについて説明。農業の担い手不足について「高い収益を出す営農モデルを示すことが、若者のI・Uターン、就農につながる」と強調した。徳永議員は「事態の深刻さを感じた。いただいた提案を真摯(し)に受け止め、しっかりと提言にまとめたい」と話した。
このほか、西粟倉村の農家の視察や総社市の営農組合と意見交換を行った。