岡山県津山市の谷口圭三市長と市民が意見交換する「津山(まち)づくりミーティング」がこのほど、同市のまほらファームで開かれ、市農業後継者協議会に所属する20〜40代の若手就農者5人と農地の維持管理や担い手不足の解消について話し合った。
同協議会は農業技術や経営者能力の向上を目的に活動。野菜苗の栽培を手掛ける寺谷和也さん(同市小田中)、果樹業の鈴木妃奈さん(同県鏡野町塚谷)、米農家の田邉晃次さん(同市押入)、養鶏の山口葉子さん(同)が参加した。
寺谷さんらから「就農に興味を持つ人がわかりやすいように生産から出荷までのルートを示してほしい」「耕作放棄地を活用して少量多品目で栽培したらどうか」「販売に関する手続きを簡素化してほしい」といった声が上がった。
谷口市長は「農業は基幹産業としてなくてはならない。”もうかる”仕組みづくりを考えながら、さらに活性化させたい」と述べた。
同ミーティングは市民の考えをまちづくりに反映させようと2018年度から開催し、今回で21回目。