つやま自然のふしぎ館のミニ企画展示「ヘビ祭」が4日、岡山県津山市山下の同館で始まり、普段見かけることのない迫力のあるヘビの姿が来館者たちの目を引きつけている。8月24日まで。
今年の干支(えと)にちなみ収蔵庫の中に保管していたはく製と液浸標本11点を展示。一角には田畑や山間に生息する全長40~60センチの小さなヒバカリやよく知られているアオダイショウといった日本固有種や固有亜種のほか、全長6メートルにまで成長する大型のインドニシキヘビ、背面に単眼のような模様があるコブラ、水生のウミヘビなど海や陸上に生息するさまざまな品種がずらり。
それぞれ生息、活動する場所によって腹面のうろこ(腹板)の形の違うことやそのほかの特徴について記したパネルも掲示しており、その生態について学ぶことができる。
小原由香理学芸員は「何かと嫌われがちな動物だが、調べてみると意外におもしろい。生きている状態で近づくことは危険だが、ここではじっくりと観察できるのでぜひ見てほしい」とPRしている。
