美作高校(岡山県津山市山北)で24日、市選管による選挙出前授業が開かれ、生徒たちが模擬投票を体験するなど主権者意識を高めた。
18歳の選挙権年齢が近づく生徒たちに関心を持ってもらおうと、2年生264人を対象に実施。市選管の甲本和彦事務局長ら4人が訪れた。
生徒たちは選挙制度について聞いた後、「美作地域をよくするためには」を争点に模擬選挙を行った。立候補した3人が演説を行った後、実際の選挙で使われる投票箱などを配した投票所を設置。選挙管理者役も生徒たちが務め、全員が投票用紙に記入して1票を投じた。開票場所での集計なども体験した。
選挙管理委員長を務めた澤野琴音さん(16)は「選挙の責任者として全体を見る役だったので緊張した。この経験を生かして18歳になったら迷わずに選挙に行きたい」と話した。