岡山県津山市、鏡野、勝央、奈義、久米南、美咲町のつくる津山圏域定住自立圏による「気象防災ワークショップ」が30日、津山市の市役所で開かれ、職員16人が災害時の避難指示の発令ポイントについて学んだ。
岡山地方気象台の井上達二地域防災官らを講師に迎え、ある地域の土砂災害を想定したグループワークを実施。気象台が発表する雨雲レーダーの動きや、災害の危険度分布図を見ながら、対象区域や発令のタイミングを予測し、発表し合った。
井上地域防災官らは「早朝や夜間の発令は避け、避難に時間がかかる要援護者への配慮や、避難場所の確保といった体制を速やかに整えてほしい」とアドバイスした。
市総務部の山下幹芳室長は「他部署との連携、地域の特性を把握することが必要だと感じた。有事の際に住民に迅速な指示が出せるよう取り組みたい」と話していた。