「高齢者消費者被害防止研修会」(津山市地域包括支援センター主催)が14日、岡山県津山市の総合福祉会館で開かれ、参加者が寸劇と講話で還付金詐欺被害を防ぐ知識を深めた。
演劇ボランティアサークル・劇団さくら団地が「甘い言葉にご用心」と題した劇を披露。市職員を名乗り、携帯電話で指示して医療費の還付金手続きのためにATMへ誘導して送金させる手口を紹介し、注意を促した。
続いて、県消費生活センターの消費生活相談員・小笠原由美子さんが講話を行った。お年寄り本人の「お得だったので購入した」「当選したという電話があった」といった言葉や、電話がよくかかってきておびえている様子などのサインを見逃さず、消費生活センターや地域包括支援センター、警察などにつないでほしいと呼びかけた。
一般市民、介護保険事業者、市見守り協定締結事業者ら約50人が参加し、熱心に研修した。