国定公園・那岐山の山開き安全祈願祭が15日、岡山県勝田郡奈義町高円の那岐山麓山の駅で開かれ、関係者約30人がシーズン中の無事故を祈念した。
芝生広場に同町と鳥取県智頭町、両町の観光協会の職員、山岳ガイドらも出席。吉野神社(中島西)の?山命之宮司による祝詞奏上、山に見立てた結界を全員でくぐる登り初めの儀の後、代表者が玉串を捧げた。
鷹取渡観光協会長、奥正親町長が「新緑期を迎え、これからイワカガミなどの花も咲く。コロナ禍の中でも多くの人が訪れているが、安全に登山を楽しんでもらうことを願っている」などとあいさつ。
岡山、鳥取両県にまたがる那岐山は県下4番目の高峰で標高1255㍍。初夏には自生するドウダンツツジやシャクナゲなどの花も楽しめる。尾根や沢筋などから山頂を目指すコースのほか、山腹にトレッキングコースも整備され、年間約4万人が訪れる。恒例で29日に開いていた登山大会は、コロナ禍のため3年連続で中止とした。
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シーズンを前に登山の安全を祈願する関係者
那岐山 山開き安全祈願祭