山下の郷土史家・竹内佑宜さんが1日、本紙に連載した歴史小説『青雲山河』の執筆で参照した津山藩関連の郷土史料約100点を山下の津山郷土博物館に寄贈した。
執筆のために集めたものが中心で、狩野如林、如水、如真の直筆絵画をはじめ、儒者や文人の書、中には藩士・井汲唯一の藩届け文書なども含まれている。竹内さんは「小説が完結し、出版されたのを機に寄贈したい。執筆で活用した史料の数々を今後の研究に役立ててほしい」と話した。
同館は「貴重な史料をありがとうございます。今後の郷土史の調査、研究に役立てていきたい」としている。
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津山藩関連の郷土史料を寄贈した竹内さん(左)