郷土史家・竹内佑宜さん 福武教育文化賞受賞

芸術
         

 本紙で歴史小説「青雲山河」を連載中の郷土史家・竹内佑宜さん(74)=山下=が、岡山県の郷土研究と地域振興に大きく貢献したとして、福武教育文化振興財団の本年度福武教育文化賞に選ばれた。
 竹内さんは津山藩の文人画家や幕末の歌人をはじめ、美作地域ゆかりの人物について作品や記録資料を調査・収集し、研究成果の執筆と出版活動を続けている。主な著作は『作州画人伝』(岡山文庫)、『憂国の画人廣瀬臺山』(津山朝日新聞社)など。津山市観光協会会長任期中は歴史・文化と観光を結びつけた催しを多数企画・運営し地域文化の魅力を発信した。
 竹内さんは「前途有望な方々へ期待を込めて贈られる賞。年配者の受賞は申し訳ないが、頂いた以上は新しいことに挑戦したい」と話した。
 授賞式は30日、岡山プラザホテルで開かれる。今年は個人3人と2団体が選出され、美作地域では竹内さんのほかNPO法人灯心会スカイハート灯(真庭市)が選ばれている。
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「青雲山河」執筆中の竹内さん


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