岡山県勝田郡奈義町は25日、昨年8月の台風7号で甚大な被害を受けた鏡野町に、ふるさと納税を通じた災害復興支援金として50万円を寄付した。
奈義町は、災害復興支援金が付いたふるさと納税返礼品として寄付を募集。奈義町産のコシヒカリ米18キロとのセット1万5000円のうち、5000円を鏡野町への支援に充てた。
この日、奈義町の奥正親町長が鏡野町役場=竹田=を訪れ、「同じ県北の自治体として応援したい。鏡野町出身者も寄付に協力してくれている」と山崎親男町長に目録を手渡した。山崎町長は「みなさんの気持ちがこもった重みのある寄付に感謝したい。まだまだ傷は癒えないが、町民も勇気づけられる」と礼を述べた。
県内で初めて線状降水帯が発生した鏡野町では、記録的な豪雨の影響で恩原高原スキー場や奥津温泉といった観光地をはじめ、道路や橋、農地などに深刻な被害が出た。