岡山県津山、真庭、美作、美咲署はこのほど、同県北部を走行する車の重大事故防止を狙い、各管内の国道沿いで「一斉速度違反取り締まり」を行った。
4署は、過去の事故の分析に基づき抑止対策を行っており、10年前から現在まで発生した事故の中で、8月に重傷者や死亡者を出した重大なものを調べたところ、時間帯は午後3〜4時、場所は国道上が最も多いということが判明。事故を引き起こす危険な運転を無くそうと一斉に取り組んだ。
このうち津山署は、署員8人が福田の国道53号沿い、福田パーキングで実施。速度取締装置を設置し、行き交う車に目を光らせて警戒していた。同所での制限速度50キロを超過する車両が通ると、警報音が鳴り、署員は駐車場に誘導した。約2時間で5件の違反があり、厳しく取り締まった。
また、真庭、美作、美咲署でも国道181号、179号、53号で計5件を検挙した。
板野順一津山署交通課長は「猛暑の中で運転する時は特に集中力を欠きやすい。速度が出ていると大きな事故につながる。常に緊張感を保持し、速度計に注意を向けて交通ルールを守るようにお願いしたい」と話している。