新たに農業に取り組む人を対象にした「つやま援農塾」ピオーネ部門の最終講座が26日、野村のまほらファームで開かれ、受講生は収穫や箱詰めについて学んだ。
7人は6月の開講から計3回にわたり、開花後の管理、摘房作業などに取り組んできた。
この日は、同農場の取締役・大山正志さんと美作広域農業普及指導センターの職員が指導。受講生は「色の濃さをよく見て、穂軸を持ち、軸の先端を切る」と説明を受け、傷を付けないように丁寧にはさみを入れた。
その後、色や粒の大きさで決まる等級ついての話や、同じ等級をそろえてつめるようにするなど、JA出荷基準に基づいた梱包作業を教わった。
開業をめざす桑名秀樹さん(53)は「収穫の目安など作業全体の把握ができて良かった。よいブドウができるようにしたい」、農家の原田正江さん(69)は「ブドウの育ちが悪くて悩んでいたけど、今回、基本をしっかり学んだので、それを生かして励みたい」と話した。
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収穫をする受講生