金太郎をテーマに 絵本作家・田島さんの展示会 ライブペインティングも/岡山・勝央町

芸術 田島さんがライブペインティングで完成させた作品=岡山県勝央町で
田島さんがライブペインティングで完成させた作品=岡山県勝央町で
         

 岡山県勝田郡勝央町制施行70周年・勝央美術文学館開館20周年記念展「森神 KINTARO 田島征三 森と命とARTの世界」が10日、同町勝間田の同美術館で開幕した。絵本作家の田島さん(84)による同町ゆかりの「金太郎」をテーマにした展示会を開催。初日は田島さんのライブペインティングがあった。

 開催式は町民ら約70人が出席。田島さんが「町内のいろんな史跡を見せてもらった。この地にあふれている金太郎さんの優しいパワーを絵にしたい」とあいさつ。200号(長辺259センチ、短辺194センチ)の巨大なキャンバスに向かい、子ども時代の思い出を振り返るなどしながら約2時間半にわたり絵筆をふるい、同町の豊かな自然の中に生まれた「小さな命」を描き上げた。

 展示会は田島さんの絵本『きんたろう』(1996年発行)の原画13点をはじめ、本展示会のために「金太郎」をテーマに描き上げた100号(長辺162センチ、短辺130.3センチ)8点の連作や、メインビジュアルの大作「杦ヶ谷を渡る八重桐と金太郎」など、生命力にあふれた世界が広がっている。10月14日まで。

 エンディングイベントは10月5日、田島さんによる「金時と勝央」をテーマにした200号のライブペインティングを予定している。

 同展は森の芸術祭ピックアッププログラム。

展示中の「金太郎」をテーマした作品
展示中の「金太郎」をテーマした作品


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