夏休みを前に金融に関する正しい知識を身につけてトラブルを回避してもらおうと、美作大学と同短期大学部は8日、合同セミナーを美作学園=岡山県津山市=100周年記念館で開いた。
1年生約250人が参加し、津山信用金庫の小賀義之事業所応援部長(45)が「大学生のための金融リテラシー講座」と題して講演した。
成年年齢の引き下げにより18歳からクレジットカードの契約が可能になったことを踏まえて金利や延滞について注意を促し、「利用する際は自分の中でルールを決めるなど計画的にし、返済はきちんとしよう」とアドバイスした。
続いてヤミ金融や振り込め詐欺、SNS上のトラブル事例を紹介。「不安を感じた場合は家族や周囲の人、消費者ホットラインに相談してほしい」と呼びかけ、学生はメモをとるなどして熱心に聞き入っていた。
同短期大学部の松本玲弥さん(19)は「通販を利用する時は販売元や信用性をしっかり判断し、トラブルに遭わないように気を付けようと思った」と話した。
この日は防犯・薬物、性被害防止をテーマにした講演も行われた。