岡山県北の事業アイデア創出コミュニティー「第6期Homing」(レプタイル主催)が23日、同県津山市二階町のINN-SECTで開講した。ローカルベンチャーなどにかかわる講師による6回の講義を通じ、起業を考えている人たちをサポート・応援するコミュニティー作りに取り組む。
初回の講師は未来をつくるSDGsマガジン「ソトコト」指出一正編集長。約30人が出席した。
指出さんは雑誌づくりの他に、全国各地で「地域を面白くするローカルビジネス」に携わっており、行政や航空業界、農林業、植物関連など多彩な事例を紹介。「都会を中心とした同心円状の広がりより、少人数による地域内の人がアクションを起こした方が、『自分のまちが面白くなる』、そんな実感を持てる取り組みにつながる」と述べた。
「国内有数の豪雪地帯の水没林でカヌーをこぐ」や「飲めば飲むほど海がきれいになるビール」など地域特性をいかしたビジネスについて解説した。「これまでの文脈を生かし、風景をどう守るのか、まちのビジョンを思い描くことが大切」と語った。
次回8月5日18時半からの講師は清水直哉氏(TABIPPO代表取締役)、岡村龍弥氏(Guild代表)。1回ごとに参加可能で、申し込みはウェブから。