鏡野町中谷の中谷神社で11日、祈年祭と献灯祭、コロナ悪疫退散祈願祭が行われた。境内や参道には175個の灯ろうが並び、趣のある景観が参拝者を楽しませた。
祭典には氏子ら約40人が参列し、新型コロナウイルスの鎮静化などを願った。参道の階段などには、氏子や崇敬者から奉納された灯ろうを午前10時から午後5時まで設置。灯ろうには「コロナ終息」「無病息災」といった願い事が記され、疫病を鎮めるといわれる妖怪・アマビエのイラストを描いたものもあり、訪れた人たちの心を和ませていた。
灯ろうは今後、夏越祭、歳旦祭を合わせて年に3回並べる。岡本正英宮司は「高齢化が進む中だが、こうした行事を続けて地域を元気づけ、活性化につなげたい」と話した。
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雰囲気を醸し出した灯ろう