任期満了に伴う来春の鏡野町長選に、新人で同町議の光吉準氏(64)=岡山県苫田郡鏡野町=が1日、無所属で立候補する意向を明らかにした。出馬表明は光吉氏が初めて。
記者会見で、2013年から2期連続で無投票だったことに触れ、「町民に選択肢を示したい」と意気込みを語った。現町政の新型コロナ対策について「当初は経済支援のみで命を守る取り組みがなかった。議員の提言で動き出したが、町民と違う方向を向いていると感じた」と批判した。
主な公約に、民間委託している学校給食の直営化や小水力発電の活用などによる「食とエネルギーの地産地消」、二酸化炭素排出量を減らす温暖化防止計画の策定、地方への分散型社会を目指すための少子化対策の推進などを掲げる。
議員の辞職は現在考えていないという。
光吉氏は、岡山大学卒で、団体職員を経て2017年に町議に初当選した。
現職で4期目の山崎親男氏(67)の任期は来年4月9日まで。現時点で出馬の態度を明らかにしていない。
町選管は同日、町長選と町議選(定数15)の日程を3月23日告示、28日投開票と決めた。
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光吉準氏
鏡野町長選光吉氏が立候補表明
- 2020年9月2日
- 行政・公共