任期満了に伴う鏡野町長選を前に、立候補予定者の公開討論会が21日、同町竹田の町文化スポーツセンターで開かれた。現職の山崎親男氏(67)、新人で元町議の光吉準氏(64)が人口減少問題や教育を巡り、主張を戦わせた。
2氏は、少子化を食い止めるには働く場を充実させる必要があり、農林業を重視している点で意見が一致。山崎氏は「自然環境を循環させ、農地を維持する施策を進めたい」、光吉氏は「野菜の地産地消など、町内にあるものにいかに光を当てるかが重要」と訴えた。
子どもの教育への考えについては、山崎氏が「それぞれの個性を伸ばす取り組みが求められる」、光吉氏が「さまざまな経験を積んできた町内の人材を学習の場に生かしたい」と強調した。
公開討論会は、美作地域の高校生による実行委が企画。様子はSNSのインスタグラムで配信した。ファシリテーターを務めた会長の福寺航大さん(17)=津山高校2年生、町内在住=は「活発な議論が聞けて考えの違いも分かった。町をみる新たな視点が発見できた」と話した。
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公開討論会で主張を戦わせた2氏
鏡野町長選前公開討論会
- 2021年3月22日
- 行政・公共