岡山県苫田郡鏡野町は12日、「緑のふるさと協力隊員」に新たに着任した為国友梨さん(30)、福井華奈子さん(23)に委嘱状を交付した。行政や地域住民と一緒にさまざまな活動に1年間取り組む。
為国さんは埼玉県さいたま市出身でこれまで保育園の栄養士として勤務し、福井さんは奈良県橿原市出身で同市職員として1年間勤務。それぞれ田舎で新たなチャレンジをしようと応募し、町は第三セクター・未来奥津に委託して活動助成費を支給する。
竹田の町役場での交付式で、山崎親男町長が「二人とも自身の可能性を見つけ、町と共に歩んでもらえたらうれしい」と激励し、委嘱状を手渡した。
為国さんは「前任の方からさまざまな挑戦ができると聞き、楽しみにしている。農業や狩猟など食にまつわることで新たな自分に出会いたい」。福井さんは「イベント、農作業のお手伝いや観光の情報発信もできればと思う」と抱負を話した。
緑のふるさと協力隊は、NPO法人地球緑化センター(東京都)が審査した若者を自治体が受入れる事業で、同町は旧奥津町時代の1995年から取り組み21回目。過去20年間で受け入れた30人のうち、9人が町内に定住している。
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緑のふるさと協力隊員に着任した為国さん(右)と福井さん
鏡野町 「緑のふるさと協力隊員」委嘱状交付
- 2022年4月13日
- 行政・公共