長年スポーツの普及奨励や指導にあたり、貢献している人をたたえる本年度「文部科学大臣表彰(生涯スポーツ功労者)」に、岡山県相撲連盟顧問で、津山相撲連盟名誉会長の河本良計さん(80)=津山市上河原=が選ばれた。22日、岡山県津山市山北の市役所で谷口圭三市長に喜びを報告した。
河本さんは、中学生の時に相撲を始め、後に国民体育大会(国体)に選手として通算13回出場。その経験を生かして選手の育成に励み、教え子たちを国体へ導いた。監督としての出場は通算10回。静岡国体(2023年開催)では成年男子の部で県代表が団体でベスト8入りした。このほか、指導者の養成にも取り組んでいる。
県相撲連盟では、理事(1976〜92年)、常任理事(92〜98年)、理事長(98〜2021年)、副会長(21〜23年)を歴任。またこの間、日本相撲連盟理事(03〜07年)も務めた。
この日、市役所を訪れた河本さんは「今まで励んできたことが評価されことは感慨深く、身が引き締まる思い」と報告。谷口市長は「長年尽力していただき感謝する。本市もスポーツを通じて地域を元気にしていきたいと思っている。ぜひ力を貸していただきたい」と激励した。
生涯スポーツ功労者の表彰は昨年10月13日に東京都内で行われ、全国の161人(うち女性は33人)、県下では河本さんを含めて男性3人、女性1人が受彰した。