「節分」の2日、岡山県津山市内の神社や寺で節分祭が盛大に開かれ、福を求める人たちでにぎわった。
大谷の石山寺(加藤圓祥住職)では、「星祭大護摩厳修」が行われ、参拝者の開運厄除けなどを祈願。勇壮な大護摩供養で無病息災や交通安全、家内安全などを祈とうした後、恒例の豆まきを行った。
裃(かみしも)姿の年男年女9人が特設舞台に登場。「鬼は外、福は内」の掛け声に合わせて豆や5円玉の入った袋、ミカンを次々と投げた。詰めかけた参拝者は、御利益にあやかろうと競い合うように手を伸ばし、歓声を上げて拾っていた。
またぜんざいの接待もあり、喜ばれていた。総代長・三谷元さん(80)=大谷=は「今年は12歳や忍者の年男の参加があって幸先がいい。昨日の雪が心配だったが、檀信徒の皆さんの協力で伝統行事を滞りなく終えることができて感謝しています」と話していた。