津山まなびの鉄道館の「ナイトイベント(ライトアップ)」が4、5日、岡山県津山市の同館で開かれ、光に照らされた扇形機関車庫や展示車両13両が幻想的な雰囲気を醸し出し、家族連れや鉄道ファンらを魅了した。
日没後にカメラやスマートフォン手にした人たちが来場。転車台には旧国鉄時代と同じオレンジとクリーム色のカラーリングが施されたキハ40系ノスタルジーが載っており、機関車庫に収蔵された気動車、機関車などとともに闇夜に浮かぶ姿を写真に収めていた。
初日は雨が降ったことで地面が濡れており、水たまりに映る車体を撮るなど凝ったアングルで撮影を試みる愛好家の姿も見られた。
息子と一緒に来館した兵庫県明石市の会社員・宮本正樹さん(54)は「昼間とは違う雰囲気があり、美しくてとても絵になる。国鉄時代の車両がずらりと並ぶ姿もここでしか見られない特別な景観」と話していた。
