防災の日(9月1日)を前に岡山県警は28日、大規模災害を想定した交通規制訓練を行い、県内全22署が各管内で停電時の信号復旧の方法などを確認した。
津山署は同署前交差点(同県津山市林田)で信号機を止めて実施し、交通、地域課の署員8人が参加。交通の混乱を避けるため、行き交う車両や歩行者を手信号で誘導した。その後、電柱に備え付けている信号機の制御装置に発電機を接続して点灯させた。
勤務2年目の畠雅斗巡査は「初めて訓練に参加したが、スムーズに誘導できた。事故を防ぐことを念頭に、今後も的確な対応ができるよう努めたい」。
板野順一交通課長は「いざという時に地域住民の安全安心を守るため、日ごろから復旧作業などを迅速にできるように備えたい」と話した。
同署によると、落雷や台風などの影響で信号機が停止することがあり「異常を発見した際には速やかに通報を。そして緊急時には警察官の誘導に従い、落ち着いて行動してほしい」と呼びかけている。