津山青年会議所(JC)による小学生を対象にした宿泊型体験学習「学ぶ!挑む!リーダーズキャンプ」が14、15の両日、岡山県勝田郡奈義町の陸上自衛隊日本原駐屯地で開かれ、子どもたちが防災知識や災害時の備えを学び、思いやりの気持ちを育んだ。
津山圏域の小学4~6年生42人と同JC約30人が参加。自衛官から基本教練をはじめ、ロープワークや、火起こしをしながらの食事作りなどを教わった。
2日目は止血法やAEDの使い方などを学んだ後、被災時を想定したグループ対抗リレーに挑戦。日用品を活用して災害対応できるよう、新聞スリッパの作製、出血した人の手当てや毛布で作った即席担架での運搬、土のうをすき間なく平らに積み上げるといった防災の知恵を実践した。
鶴喜小5年の本山泰地君(11)は「学んだことを思い出しながらやった。自分一人ではできないことが多く、災害が起きた時に仲間と協力することが大切だと思った」と話していた。
