阿波地区で人気だった「深山そば」の「そば打ち体験教室」が1日、阿波公民館=岡山県津山市=で行われ、参加した11人が調理から試食まで楽しんだ。
深山そばの会の佐々木操さん(84)と南都保夫さん(85)が指導し、風味豊かなそばの香りを楽しみながら、生地をこねて延ばして切り、出来たてのそばに舌鼓を打った。
そば打ち道具を器用に使っていた和田葵ちゃん(4)=津山市=は「大好きなそばを作って食べて、楽しかった。またやりたい」。父親の朋之さん(29)は「参加募集のチラシを見て興味をもった。生地を均等に切るなど調理工程は難しく、大変だったけどおもしろかった」と笑顔で話した。
深山そばは2000年頃に中山間事業の一環として来ていた県職員と一緒に、本格的に作ってみようと佐々木さんらが始めた。同地区の山奥の深山と呼ばれる場所にちなんで名前をつけた。
10年前からふるさとふれあい祭りなどのイベントで販売され、行列ができるほどの評判だった。4年前から高齢のため販売を中止していたが再興をめざす「ふらり」がイベントを企画。世話人の皆木憲吾さんは「みんな関心をもって喜んでいた。また開催することも考えたい」と話した。8日には種まき体験会を阿波の大畑公会堂近くで開く予定。
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教えてもらいながらそばをつくる親子
阿波地区で人気だった「深山そば」の「そば打ち体験教室」が阿波公民館で開催/岡山・津山市
- 2020年8月4日
- 食関連