津山中央病院の院内学級に入級する小中学生たちのために役立ててもらおうと、NPO法人ポケットサポート(岡山市)は23日、児童・生徒が在籍する林田小学校と津山東中学校に絵本や児童書23冊を寄贈した。
寄贈した本は、西日本豪雨災害を題材した「ブラザーズドッグ」、47都道府県名をダジャレで紹介しているユーモアあふれる「ダジャレ日本一周」、将来について考えるきっかけになる「なぜ僕らは働くのか」など人気や話題の作品。
贈呈式が津山東中(押入)で行われ、三好祐也代表が植月愼二校長と松本卓林田小校長に絵本を手渡した。院内学級担任の藤木利美教諭と谷名祥子教諭は「本は心を癒すのに必要だと思います。大切に使わせていただきます」と謝辞を述べた。
三好代表は「腎臓の病気で5歳から8年間病院で過ごした経験があり、読書をして過ごした。本の世界は心を自由にさせてくれる。不自由さや寂しさ、つらさを感じる時、本を読んで元気を出してほしい」と話した。
同法人は長期入院をする子どもたちの学習・復学・自立支援をしており、昨年の12月にはカードゲームといった玩具を贈った。今回は民間企業の寄託を受けて行っている。
院内学級に書籍寄贈
- 2021年4月24日
- 教育・保育・学校