第6回「障がい者本人の主張大会~私の想いを届けたい~」(美咲町障害者ネットワーク主催)が16日、岡山県久米郡美咲町打穴里の旧打穴小学校体育館で開かれ、来場者約100人を前に夢や目標などを発表した。
障害のある人一人ひとりがより個性豊かに生きていける美咲町の実現を目指して開催。就労継続支援B型作業所さくらの実の利用者による歌とダンスで開幕した。続いて4人が「グループホームでの今の生活とこれからの目標~人生いろいろ」や「楽しく介護をしてもらうために」などをテーマに思いを語った。
盲学校に通っている50代男性は「視覚障害者の葛藤と苦悩 そして盲学校」と題し、社会の障害者への無理解に対する思いを吐露。「タッチパネルのように世間にとって便利でも、我々にとっては真逆であることがある」などと話した。男性は発表後、「共感してくれた人がいて、悩みを共有できて良かった」と述べた。エンディングでは同作業所の利用者と職員が「ジャンボリミッキー」のダンスを披露した。