障がい者の雇用促進へ地域支援ネットワークを構築しようと、津山障害者就業・生活支援センターはこのほど、中央公民館で岡山県北初の関係企業交流会を開き、参加者が就労機会の拡充などに向けて知識を深めた。
地元の11事業者から人事担当者ら13人が出席。はじめに、岡山労働局職業安定部の秋田諭さんが、県内の障がい者の求職状況や就職状況、段階的に引き上げられる法定雇用率、支援策の強化について説明した。
続いて、神戸市に本社を置き岡山県美作市と真庭市に工場を持つ「ヤング商事」岡山工場商品本部課長の小林希世香さんが、同社の障がい者雇用の取り組みを紹介。周囲との心の距離感が苦手という男性従業員について、特性を見抜く難しさもあったが、定期面談などの対応を行い「一人一人に寄り添い、彼らがいることで私たちが分かることもある」と呼びかけた。
この後、グループワークも行われ、意見を出し合った。