「みしゃモンカレッジ2024きんちゃい★おーぷんカレッジ笑顔のお届け便」(美咲町社会福祉協議会、同町共同募金委員会主催)が12、13日、同町原田の町役場で開かれ、町内の障害者たちが丹精込めて作った商品を売り出し、買い物客たちと交流を深めた。
障害者たちと地域住民らとのつながりを作ろうと2018年から実施している取り組みで、誕生寺支援学校高等部をはじめ、町内の障害者施設や支援団体計8団体が参加。「赤い羽根共同募金」の啓発も兼ね、売上金の一部を同募金にあてる。
12日は焼き菓子や焼きそば、パン、アクセサリーや布製の小物、花の苗など食品から日用品まで多彩な手づくりの商品が並び、お目当ての品を買い求める人たちでにぎわっていた。各施設の利用者たちがカウンターで元気よく「いらっしゃいませ」とあいさつし、金銭の受け渡しを行う姿も見られた。
同町打穴中の主婦(64)は「みなさんの生き生きとした姿を見ていると元気になる。ものづくりや販売の経験が将来につながるように応援していきたい」と話した。
カウンターで接客に励んでいた就労継続支援B型作業所さくらの実の利用者・赤﨑直貴さん(28)は「地域のみなさんから優しく声を掛けてもらい、とてもうれしい。その上商品も購入していただいた。やる気が出て頑張ろうという気持ちになった」と話した。