津山市内の65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種が23日、川崎の津山中央病院津山中央健康管理センターで始まり、180人が順調に接種を受けた。今後も日曜日に行う。6月6日には津山第一病院、27日には中島病院も会場に加わり、8月上旬までに計2880人の完了を見込む。
同センターでは午前9時に受け付けが始まり、続々と高齢者が集まった。体温測定、予診票の確認、医師の問診の順に行った後、看護師が腕にワクチンを注射。副反応を観察するため、一室で15〜30分待機した。少し気分が悪くなった人はいたが、アナフィラキシーショックなどの重い症状はなかった。
昨年から外出を控えて日々散歩をして過ごしているという日笠幸男さん(84)=種=は「スムーズに予約できた。1回目が終わっただけでも気が楽になった」と話した。
市ワクチン接種推進室は「予約のキャンセルもなくほぼ想定通りに実施できた。個別接種を含め、8月上旬には全高齢者の93%が完了する体制が整った。慌てず安心して接種の日を迎えてほしい」としている。
市は、ごんごバスを利用して会場に行く場合、接種券を提示すれば乗車料金を無料にしている。
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集団接種会場でワクチンを打ってもらう高齢者
集団接種始まる
- 2021年5月24日
- 医療・福祉