湯原温泉露天風呂の日(26日)に向けた第4回「アート企画プレ展示」が、岡山県真庭市鍋屋の久世エスパスセンターで始まり、カラフルに彩られたキツネのお面と湯おけなど同温泉ゆかりの品々をモチーフにした作品が来館者の目を楽しませている。15日まで。
同市湯原温泉のギャラリー・アート体験施設「アートスペース天ノ屋」代表のアーティスト・廣山宏樹さん(40)が、芸術を通して湯原の魅力をPRして盛り上げようと企画。施設のカウンター横ディスプレイとロビーに絵画を含めて9点展示している。
お面は、キツネの石像でなじみのある京都の伏見稲荷神社から分霊を授かった湯原温泉稲荷神社があることにちなんで制作しており、今回は文字や模様、プリンといった人気スイーツなどを絵付けしたユニークな秀作を陳列。カウンター横のディスプレイには、色鮮やかなデザインが施された湯おけに石けんやドリンクなど飾り付けて、温泉街の情緒あふれる雰囲気を演出している。
廣山さんは「アートに触れて湯原の雰囲気や温泉街の楽しさを感じてもらえたら」と話している。
21日から29日まで、同温泉街の民芸店・はんざきやと遊技場・ドラゴン射的場で、地元の子どもたちも参加したアート展示を行うほか、26、29日は湯おけやお面の絵付け体験を実施する。詳細はアートスペース天ノ屋の公式インスタグラムに掲載している。
