津山っ子を守り育てる市民の会久米ブロックの本年度育成大会が20日、岡山県津山市の久米公民館で開かれ、青少年の健全育成に向けて決意を新たにした。
表彰では、誠道小学校評議員でスクールガードボランティアの石原恵美子さん、市青少年育成指導委員の田中優寛さん、喬松小学校ソフトボール部指導者の河本貢治さんに表彰状を贈り、長年の活動をたたえた。
続いて講演会があり、通信制の希望高等学園津山校の小林和彦さんが「不登校の子どもに対しての地域の関わり方」と題して話した。引きこもる原因として▽共働き世帯の増加による家族間の会話の減少▽地域コミュニティの減少▽SNSを中心にした会話の増加―などを指摘。「進学や就職は生きていくため。大人が地域の子どもとして認識し、生きることの必要性を伝えることが大切」と述べた。