青少年の善行をたたえる県の「わかば賞」に、津山高校3年の永井利奈さん(久米南町上神目)が選ばれ14日、椿高下の同校で表彰式が行われた。
先月12日午前10時半ごろ、剣道部の後輩に差し入れを届けるために津山駅から徒歩で登校中、鶴山通りで歩道にしゃがみ込んでいた高齢男性が熱中症と思われる様子だったため、薬局で経口補水液を買って飲ませるなどして介抱。通りがかった津山署員に状況を伝えて近くの家まで男性を送り、救急隊が到着するまで付き添った。
式では、池町照美美作地域青少年相談員連絡会長が模範的な行動をほめたたえ、谷西史郎県青少年相談員が賞状、盾などを手渡した。
永井さんは「暑い中、顔色が悪かったので声をかけたが、通りがかった方が氷を下さるなど周囲の協力もあり、帰りに寄った時には元気になっていてよかった。今後も助けが必要な人がいたら積極的に行動したい」と話していた。
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わかば賞の賞状などを受け取る永井さん
青少年の善行をたたえる県の「わかば賞」
- 2020年9月15日
- 行政・公共