岡山県奈義町西原の備前焼作家・中尾晃さん(66)が24日〜30日、3年半ぶりとなる新作展を同所の「奈義法然窯」で開く。
今回は先月末から穴窯で焼き上げ、今月13日に窯出しした計約500点を展示。工房にはざっくりとした造形の花器や壺、たたき皿、酒器、茶器、各種食器も並び、窯変、ごま、火だすき、銀彩といった無釉(ぶゆう)焼き締めならではの妙味を醸している。時間は各日午前9時〜午後5時。
美作地域の陶芸家では唯一の日本工芸会正会員の中尾さん。「コロナ禍の影響もあり久しぶりの展示となるが、窯変の面白い器が多く出ている。ビアマグ、ご飯茶わんなど手ごろな普段使いの雑器もあるので、気軽に見て来てほしい」と呼びかけている。
問い合わせは、中尾さん(☎0868-36-5820)。