岡山県津山市西寺町の愛染寺で約300個のガラス風鈴が飾られ、涼感あふれる眺めと音色に参拝客らが目を細めている。
本堂の軒下や手水場の天井に今月からつるされており、色とりどりの短冊が風に揺れて「チリンッ」と心地よい音が響く。ハート形の短冊には家族の健康、世界平和など訪れた人たちの願い事が書かれている。
風鈴は、寺の軒先に魔除けとしてつるされた風鐸(たく)が起源とされる。
同市勝部の井上富江さんは「そよ風になびいて風情を感じる。私も家族がすこやかにと願いを書いた」と話した。9月末まで設置。