「夏休み~森の学校~食とエコの体験キャンプ」(マルイ主催)が27日、岡山県津山市阿波の阿波森林公園や同園屏風岩園地で開かれ、県内外の小学生の家族連れら10組計34人が山深い自然を満喫しながら、食と環境について理解を深めた。
アサヒ飲料、ハウス食品などの共催、あば村運営協議の協力で開催する夏休み恒例イベントで、親子で参加することで絆を深めていくほか、自然に対して感謝する気持ちをつくることを目指し毎年実施している。
この日は、魚のつかみ取りや地元産の野菜を使ったカレーライスの調理、コケのテラリウムづくりといった体験を実施。魚のつかみどりでは、敷地内の渓流に放ったアマゴを子どもたちが歓声をあげながら追い立てて捕獲。その後は屏風岩園地に移動し、地域住民や両親に教わりながら、昼食のカレーライスの具材に使う新鮮なズッキーニやタマネギ、ニンジンを包丁で切った。できあがった食事は焼き上がったアマゴと一緒に食べ、動植物の命に感謝しながら味わった。
このほか、盛りだくさんのアクティビティーがあり、参加者は楽しいひと時を過ごした。美作市から来た尾髙孝樹君(8)=美作第一小3年=は「初めて料理をして楽しかった。学校とは違う体験ができて、新しい発見もあった。来てよかった」とにっこり。母親のりえさん(41)は「キャンプをしたいと思っていてその機会に恵まれた。子どもが自ら進んで行動する姿を見て成長を感じた。良い時間を過ごした」と話していた。
