岡山県久米郡美咲町のご当地グルメ・卵かけご飯を提供する「食堂 かめっち。」が3日、リニューアルオープンする。創業12年を迎えて老朽化が進んでいたため、内外装を改修。新しいメニューを打ち出すなどし、収益増を目指す。
運営する第三セクターの美咲物産が、新型コロナウイルス感染拡大に伴う4月からの臨時休業に合わせて計画した。
店内(約20平方メートル)のカウンターやテーブルなどには、町産木材を使用。従来の18席から半分ほどに減らし、店の前の黄福広場(約270平方メートル)に飲食スペースを設けた。券売機も外に置き、通路は広くなった。換気や採光に配慮し出入口や窓も大きくした。事業費約360万円。
来客のピークは年間約7万5000人だったが、昨年度は約5万5000人と近年減少傾向にある。最も人気がある卵かけご飯とみそ汁の定食は350円から500円に値上げする一方、2合炊きの釜で自分で米を炊いて高級卵(6個)で食べるセット(1500円)や玉子サラダ(350円)を加えた。
美咲物産の小阪俊二統括部長は「休業した分、良いサービスで迎えたい。町の情報発信基地、交流拠点を目指す」と話している。
営業時間は、午前9時〜午後5時(4時半ラストオーダー)。
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3日にリニューアルオープンする「食堂かめっち。」
食堂かめっち。リニューアル/岡山・美咲町