食糧難に苦しむ国に米を送る「アジア・アフリカ支援米事業」に取り組む高野小学校(高野本郷)の2、5年生133人が17日、同校近くの実習田(日笠栄さん所有)で、稲の刈り取り作業をした。米は県協議会などを通して西アフリカのマリ共和国へ送る。
「食とみどり・水を守る」県労農議会の呼びかけに賛同し、今年で23年目。
同議会職員と地域のボランティア約20人も参加。児童たちは、鎌の使いかたなど作業工程を習った後、約15㌃の田んぼへ。鎌を手に「ザクッ、ザクッ」と1株ずつ慎重に刈り、麻ひもで束ねた。この日はあいにくの雨にもかかわらず、約2時間集中して作業を行った。
2年生の池田想来君は「鎌を扱うのは初めてで怖かったけど、5年生のお兄さんが助けてくれたから、上手に出来た」とにっこり。5年生の橋本旺典君は「贈った米で、マリの国の人たちが喜んでくれたらうれしい」と話した。
10月29日に贈呈式を行う予定。
食糧難に苦しむ国に米を送る「アジア・アフリカ支援米事業」に取り組む高野小学校,稲の刈り取り作業/岡山・津山市
- 2020年9月23日
- 教育・保育・学校