「食育月間パネル展」が津山市役所ロビーで開かれ、日々の食生活で減塩を実践するポイントの紹介に来庁者が歩を止めている。19日まで。
偏りがちな食生活を見直してもらう狙いで、厚生労働省による1日の食塩摂取目標量(成人)が男性7.5グラム未満、女性6.5グラム未満に各0.5グラム下げられ、平均3グラム程度とりすぎている現状を啓発。高血圧から動脈硬化、脳卒中、心臓病などのリスクが高まるとしている。
減塩の実践例として、調理では味付けに酢やかんきつ類、薬味、香辛料をきかせて薄味にし、汁物は具だくさんにすることで量が減るなどのこつ、食事の際には麺類の汁は全部飲まない、余分なナトリウムの排泄を促すカリウムの多い野菜や果物を摂取するといった心得を指摘。さらに加工食品に含まれる食塩量ランキングも掲示し、買う際の成分表示チェックを勧めている。
市食育推進本部では「料理や食事の際のちょっとした工夫、心がけの積み重ねでかなり減塩ができる。自分に合った食べ方で健康維持のために実践してほしい」と呼びかけている。
p
減塩を実践するポイントに見入る来場者
食育月間パネル展/岡山・津山市
- 2020年6月16日
- 食関連