高倉地域づくりの会の地域の絆部会は、75歳以上の高齢者を対象に、緊急搬送時などに必要な情報を伝えるための「高倉緊急連絡カード」を作った。救急隊員らに分かりやすいように目印となるシールも作り、4月から地域内の約200人に配る。
同部会は本年度、増加する高齢者世帯や独居世帯など地域の現状調査を行うとともに、助け合いのための福祉マップを作製。その中で一人暮らしへの不安といった課題が明確になり、万が一に備えるためカードを作製した。キリン福祉財団の助成を受けて取り組んだ。
カード(A4判)はかかりつけ医や持病、服用薬、アレルギーの有無といった医療情報、家族や友人ら緊急連絡先などを記入できるようになっている。透明なビニール袋に入れて冷蔵庫で保管してもらう。
シール(縦横6?)は、目立つよう赤いハートマークの中に「絆」と書いており、玄関や冷蔵庫、ビニール袋に貼り付けて目印とする。冷蔵庫用はマグネットにする。
植月豊子部会長は「今回は75歳以上を対象としたが、いずれは全世帯に配布できれば。みんなで住みやすい高倉地域になるよう努めていきたい」と話している。
高倉緊急連絡カード 作製
- 2022年3月29日
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